偽善エコロジー

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

最近は電車で寝てばかりいるので読書の時間がとれない。
そんな中、眠くならずに軽く読める本ということで本書を入手。
巷で行われているエコロジーな活動の8割ぐらいが否定されている。
レジ袋は処分に困った石油由来の資源を活用したもので、それを廃止することで却って他の目的にも使える有効な資源を消費することになるという。エコの名を借りた商業活動でしかないという話だ。
唯一意味があるのはアルミ缶のリサイクルくらいで、それ以外は結局捨てられている可能性が高いらしい。そんな背景があり、アルミのリサイクル工場ではこれでもかというデータを提示してフルオープンで説明してくれるのに、その他のリサイクルの現場では企業秘密だと言って資料を開示しないという話は面白かった。
それにしても、私たちは何を信じて生きていけばいいのか考えさせられた。