やっぱり電子教科書ありきじゃない

騒ぎが収まってちゃんと考えられるようになってきたのかと思われる電子教科書のお話。もともと「電子教科書ならみんな勉強する」みたいな意見には大きな違和感があったのですが、やっぱり現場の先生の言葉はリアルです。

小寺信良「ケータイの力学」:技術科の先生に学ぶ、情報と技術のあり方 - ITmedia +D モバイル 小寺信良「ケータイの力学」:技術科の先生に学ぶ、情報と技術のあり方 - ITmedia +D モバイル

この記事の中の先生が言っているのが

 「e-ラーニングが成功したのは、パソコンが珍しかったからですね。それが飽きられると、今度はインタフェースに凝った。それも飽きられると、次はキャラクターに走った。結局子どもたちを走らせているのは、機材じゃないということが分かったわけです。電子教科書もまずはデバイス云々ではなく、新しい教育スタイルの話が先に聞こえてくるべきではないでしょうか」

iPadをばら撒く前に、既に普及しているであろうDSを活用してドリルとして使うなんて可能性もあるだろうし(まあ、すぐに飽きられちゃうんだろうけど)。どうやって子どもの気持ちを授業、勉強にひきつけるのか、おもちゃ以外の要素でそれができないかを考えるべきでしょうね。
ばら撒いたけど使われなくて、ランドセルの錘にしかならないなんて笑い話だし、勝手にゲームやネットやっていて学級崩壊なんてシャレにならないですから。