学力を伸ばす家庭のルール
学力を伸ばす家庭のルール―賢い子どもの親が習慣にしていること
- 作者: 汐見稔幸
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
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最初に書かれているのがそもそも学力とは何なのかということ。多くの議論がこれをきちんと定義せずに行われているといいます。目的がことなれば手段は変わるので、これでは結論は出ないですね。
ここでは2つの学力が示されています。
- 頭の働きを活性化する力
- 知識を身につける力
集中して頭を使う力と知識を入れる力。そのどちらにも共通して影響するのが好奇心ということか。
好奇心を刺激するきっかけを与えることは親に出来ることだけれども、何に興味を持つかという選択権は子どもにあるというのは忘れがちな点。この言葉は重かった。
タイトルにある「学力を伸ばす家庭」で何をするかというのを抜き出すと、読み聞かせとさまざまな体験ということ。それだけ書くと本書のよさは出てこないなあ。でも結局はよく言われるこれらになってしまうというのは大事なところ。たったこれだけのことがなかなか出来ないってこともショック。
体験の重要性を表す言葉として面白かったのが以下の表現でした。
- 考える身体
- 好奇身
うちの子供はどうだろう。身体を使っていろいろな体験が出来ているかな。なるべく勉強は短期決戦になるようにしてきたつもりだけど。結果はこれから出てくるのだろう。どきどき、わくわくだ。