東大家庭教師が教える頭が良くなる記憶法

東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法

東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法

確か以前に「勉強法」を読んだ気がする。今回は記憶に特化した本です。
カバーには以下のように書いてあります。

「物覚えが悪い」のではありません。
正しい記憶法を知らないだけなのです。

たとえば、以下のようなちょっとしたテクニックを知っているだけで記憶力は飛躍的に高まります。詳しくは本書第3章をご覧ください。

  1. 「極端」をはさむ
  2. 「枠」で囲む
  3. 「間隔」をあける
  4. 「動き」をつける
  5. 「名前」をつける
  6. 「キャラクター」をつくる
  7. 「数」を減らす
  8. 「イメージ」で遊ぶ
  9. ジェスチャー」を使う
  10. 「姿勢」にこだわる
  11. 「指示」を出す
  12. 「感情」をはりつける

どれもけっして楽な方法ではないと思いますが、効果はあるのかもしれません。これらのテクニックを駆使すれば頭は疲れ果てるんじゃないかというくらい使いそうなので確かに覚えられるでしょう。あとはどこまで真剣に覚えようとするかと言うことに行き着くのかもしれません。

英語の語彙力のなさに困っている私には自分の知っている日本語をキーにして英単語を覚えると言うのは目から鱗が落ちるような新鮮なものでした。言われてみると当然のような気がするのですが、でも普通の英語教材は英単語のリストに日本語がついているから関心のない言葉が頭にあるとつまらなく感じてしまうんですよね。

あと感情の影響が大きいようで、ポストイットをはったところにはそのような言葉が連続していました。

  • 「何のために覚えるの?」と思った瞬間に覚えられなくなる
  • マイナスの感情だと逆に忘れやすくなる
  • 覚えるところがあいまいだと、人間は覚えない
  • 覚えられないときは、「単に回数の問題」(と声に出しすこと)でリラックス
  • 緊張感が足りないときは、「やるぞ!」で自分を鼓舞する

「よし、やってみよう!」と思わせる良書でした。