「武士道」子育て

「武士道」子育て―強くて品格ある男の子を育てる方法

「武士道」子育て―強くて品格ある男の子を育てる方法

まずは帯の文句から

空手道場の指導者で、子供に夢を与える人気アニメ「ヤッターマン」のタツノコプロ社長が教える
「めげない心」「判断力」「気品」「本当のやさしさ」が身につく”日本人にいちばん適した”子育て法!

男の子に限らず、自分で考え、責任を持って行動できる一人前の大人に育てるための知恵がぎっしり詰まっていると思います。
しかし、それを実践するためには親自身がそのような考え方、行動を身をもって示す必要があるので実践は大変です。親にもそれ相応の覚悟と行動が求められるわけです。

子供をよりよい方向へ導くこれはすべての親の共通の願いだと思います。
しかし、誰もがまっすぐに育つわけではありません。それは何故でしょうか?
それは、子どもに教える「正しい道」というものを親が正しく理解していないからです。
(中略)
子どもに正しい道を教えるためには、親も「正しい道」というものを勉強していかなければなりません。
そこで子育てに「武士道が」が登場するわけです。
(第一章 子育てになぜ「武士道」が必要なのか)

子どもが倒れた時、親が助けの手をさしのべてあげたいと思うことは当然のことです。
子どもから鬼と恐れられた私でも、何度心の中で助けの手を出しかけたことでしょう。しかし、そこは心を鬼にして、親も「我慢」しなければなりません。今この場での子どもの笑顔を見たいがために甘やかしていては、子どもは将来、その子自身の人生でツケを払わされることになるのです。
「今の我慢ができなければ将来の喜びは得られない」。これは親自身にも言えること。教育は親の我慢がなくては成立しないものなのです。
その我慢を乗り越えたとき、子どもはきっと最高のプレゼントを贈ってくれるはずです。
(第三章 力強さ)

具体的な話も豊富に、厳しさの中にやさしさが潜むすばらしい言葉のオンパレードです。
ぜひ子育てをしているすべての親に読んでもらいたい本でした。