わが子を「勉強好き」にする技術

帯の「学力=集中力」の伸ばし方というメッセージに引かれて購入。
内容は小学生までに「やりがい」という達成的な楽しさに気づかせるための方法論が満載です。
まずはじめは座っていることができるかというところから。著者は「一定時間座るということは、案外大変なことです」といい、座ることができていないのでは授業を聞くことができるわけがない。だから幼児のうちからTVを見るときでも椅子に座ってみることで、座る訓練をしておくことが大事だという。う〜ん、それは気づかなかった。しつけとして「寝転がってテレビ見るな」とは言うけど、座る訓練とは考えたことがなかったです。これからは背筋伸ばしてテレビ見ようと思います。
他にも”自宅での練習が可能な”習い事を続けることで規則的に毎日続ける習慣をつけるとか、達成感によって学習する喜びを感じさせ、達成する喜び、学ぶ喜びを教えてあげることで自立的に取り組めるようにするためのアドバイスが、具体的に示されています。


軽い気持ちで買った本でしたが、うん、うんうなずきながら読んでしまいました。
幸いうちの子は毎日練習するお稽古事を何年も続けていて、その中でなかなか先に進まない辛さも、それを乗り越えたときの喜びも体験してきているので良かったと思いました。間違っていなかったと力づけられました。
タイトルに「勉強」と書いてあるので小中学生の父母が手にすることが多いと思われますが、もっと小さなうち、幼児をもつお父さんお母さんにこそお勧めしたい本です。


本棚に戻して、時々手に取りたいと思う本です。