グーグル的思考

グーグル的思考

グーグル的思考

グーグルとかクラウド(最近だとツイッターもかな?)をタイトルに付けた本は、その名前で釣るだけで中身が薄いものが多く、ハズレ率が高いと警戒しているんですが、この本はアタリでした。そういった意味では『ウィキノミクス』的な感じでしょうか。本質をわかりやすい例えをつかって説明してくれる良書です。
ポイントは『ウィキノミクス』にも書かれていたように、ユーザからのフィードバックを真摯に受けとめて改善をすることでユーザのポジティブな反応による恩恵を受けられるようになるということでしょうか。具体的な業態別に「グーグル(的な基準で)ならこのようにビジネスをするはずだ」という提示は面白く、これが本書のタイトルになっているわけです。
「ユーザに聞く」。このシンプルなルールがすべてなのですが、いろいろな壁があってなかなか実践できない。
聞くことはできるんだけど、どうやって動いていくのか悩みながら読んだ一冊でした。
図書館でハズレ覚悟で手に取った本でしたが、良かったので買ってちゃんと読むことにします。