(たぶん)初めて出合ったまともに掘り下げた所得差と教育格差をあつかったコラム

日経BPのコラムが自分の考えとぴったりあったのでメモメモ。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091013/188159/?P=1
タイトルだけ読むと収入の差によって塾や家庭教師をつけられるかの差がついて学力に差がある的なよくあるコラムかと思って目を通したのだけれども正反対だった。
まさに自分の考えていたことがまとまっていた。

「保護者の収入が多くなるほど右肩上がりに大学進学率が高くなる」「特にこの傾向は私立大への進学で顕著になる」というほぼ事前の予測どおりの結果となった。

 この調査は多くのことを示唆している。ひとつには、所得が高い家庭のほうが子どもの成績がよいという傾向があることだ。これは、塾に行かせたり家庭教師を雇ったりという補助的な教育の差よりも、高所得の親は子どもの将来のキャリアに対する確かな見通しを持っている点が大きい。小さいうちから子どもをしつけ、動機づけをしていくことが、家庭で比較的できているということだ。逆に言えば、所得が低い家庭では、こうした子どもへの動機付けが欠けているということになる。

確かに小学校、いや幼稚園の時点で親のしつけや教育の動機付けの違いがはっきりと出ていると思う。
しっかりしている子は親もきちんとしているし、けじめのつけられないダラダラした子の場合は無関心・ほったらかし場合が多い。
学力問題と収入の因果関係をちゃんと説明しているコラムなのでもっと広く取り上げてもらいたい。
マスコミの人はこれをきちんと読んでから教育問題の取材をしてもらいたいものだ。