衆院選総括

いつまでも振り返っていても時間の無駄なので一区切り。

まずは投票率。69.28%という数字。人によって感じ方がかなり違うようだ。自分は思っていたよりも低かったと思った。これだけマスコミが盛り上げても7割弱か。80%台かなんて思っていたのに肩透かしな感じ。投票しないのは誰なんだ?生活を良くしたいと思わないのかな?勝手にしらけて行動しないと悪くはなっても、よくなることは絶対にないんだけどな。

そして民主党マニフェスト(あ〜、この言葉は直感的に意味が伝わらないので本当にイヤだ。公約でいいじゃないか)。最初に「高速無料化」と「郵政見直し」を見直してもらいたい。きちんと精査して引っ込めた公約は契約違反ではないので、やることの精査をきちんとやってもらいたい。民主党が獲得した票のかなりの部分が「耳障りのいいばら撒きに対する期待票」ではなく「自民党の作ったシステムを壊してくれ」だと思う。自民と同じことをやっていると次の選挙でまた入れ替わることになりますよ。自民党郵政民営化を巻き戻したことに対する批判票っていうのは少なくないはず。

そのためにはまず社民や国民新党との連立という前提を見直してもらいたい。国民新党の綿貫が比例で議席を取れなかったということは、一番に訴えていた郵政見直しは広範囲な支持は得られなかったということではないのだろうか。個人的には公明と連立したほうが現実路線の硬い運営ができそうな気がする。(twitterを見ているとホリエモンも同様の意見を発していますね)余計なプライドとかは捨てて前向きの議論をしてもらいたいものだ。

最後はニュースから
大量落選で派閥必衰…「本当に自民壊れた」(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090901-00000063-yom-pol

 「小泉首相になって、構造改革路線を突っ走ったが、後継者の選択を誤ったこともあり、本当に自民党が壊れてしまった」

 派閥領袖でありながら、落選の憂き目を見た山崎拓・前副総裁は31日、メールマガジンでこう心境を語った。

目先の人気取りに徹して構造改革路線を巻き戻したことが敗因とわかっているじゃないですか。それがわかっていたら次はまたゆり戻しがあるかもしれない。

今回新しいことが起きたのではなく、前回の選挙から小選挙区+二大政党による変化が始まっていたと考えられる。自分の意思を無視されたら「No」を突きつけて退場させられるようになったという意味は非常に大きい。だからこと民主党には次回退場にならないように気を引き締めて、本当に役に立つ政治をやるという意識がないとまずいことになるでしょうね。このことに気づいているのかな?

つまらんマスコミが表面的なことに細かな突っ込みをいれるのが最悪の癌でしょう。これがなくなればよくなるんじゃないかな。