線と面の思考術

線と面の思考術 ワンパターン発想を打破する頭のトレーニング

線と面の思考術 ワンパターン発想を打破する頭のトレーニング

副題は「ワンパターン発想を打破する頭のトレーニング」

本書で取り上げる「線と面の思考術」は自分の頭で考えるための武器です。
誰もが持ってはいるけれど、無意識に使っている「線の思考」と「面の思考」を意識的にコントロールできれば、問題解決や新しいアイデアの発想、企画をまとめる方法に使える有能な道具になります。
(はじめに)

「線の思考」とはロジカルシンキングに近いです。「面の思考」とは全体像を直感的に捕らえる頭の使い方です。誰もが持っていて無意識に使い分けている思考方法を、意識的に両方使えるようにしましょうというのが本書のメッセージです。
特徴的なのは「線」と「面」というイメージしやすい言葉で思考方法を説明しているところと、その使い方を具体的に説明してくれるところでしょう。
1章から3章は普通に説明が続きます。4章以降が本書の有用な部分でしょう。

  • 第1章「世の中は2つの思考でできている」−「線の思考」と「面の思考」
  • 第2章「自分の思考パターンを捕らえなおす」−偏りに気づく7つのチェックリスト
  • 第3章「自分の頭で考える道具を手に入れる」−ひらめきをアイデアに変える4ステップ
  • 第4章「他人にわかりやすい伝え方を身につける」−線と面のコミュニケーション術
  • 第5章「読書レベルを上げて独学力をつける」−線と面の読書術

つまり「考える」だけではなく、アウトプットとインプットにも両方の思考法を切り替えながら使うことでより頭を活用できるということです。
頭の使い方を意識しながら実践していこうと思います。