「公文式・読み聞かせ・バイオリン」で子どもは天才に育つ!

「公文式・読み聞かせ・バイオリン」で子どもは天才に育つ!

「公文式・読み聞かせ・バイオリン」で子どもは天才に育つ!

公文式以外は取り組んでいるんで、どんなもんかとちょっと読んでみたかった本。共感しながら一気に読んでしまいました。
一言で感想をまとめると「自分の考えは間違っていなかった」と思いました。
この手の本のお約束としてタイトルは人目を引きやすく付けられていますが、中身は非常にシンプルな子育ての基本が書かれていて、簡単に天才を生み出すような方法はまったく書かれていません。帯の(裏には :-)「本書は(中略)子どもを『よい高校、よい大学、よい会社』へ歩ませるための本ではなりません。」とちゃんと書いてあります。その通りの本です。
タイトルに出ている3つのプログラムはいずれも「小さな達成感を積み上げることで、好奇心を持ったまま飽きさせずに成長させる」という共通したメソッドです。そこさえ間違わなければ必ずしもこの3つをやる必要はないでしょう。まあ、これらは実績のあるメッソドなので導入したほうが楽で確実ですけど。
小さな達成感を積み上げることで本人も気づかないうちに大きなことを達成したなんて体験をした子どもは違うと思います。自分を信じて頑張ることで成果をだせると思えば(好きなことであれば特に)成果が出るまで頑張れると思うし、成果が出ないときの判断もできると思う。頑張ったことがないけど「本気でやればできる」なんて言ったり、最初から無気力な人に負けるわけがない。

ほとんどすべてが自分の考え、やっていることを確認するくらいの感覚で読めたのですが、特に強く共感したのは

親があきらめたら子どもの未来はそこまでです。
(P.14 まえがき)

とか、

もし小さな世界しか知らないまま育ったら、どうなるでしょう。きっと、人生の選択肢も極めて狭い範囲に限られてしまいます。子どもの可能性を狭めてしまいます。
子どもの可能性は無限です。それこそ、親のそれよりもはるかに大きい可能性が、子どもの小さな体には眠っています。ならば、それを開花させよと努力するのが親の務めではないでしょうか。
(P.32 第1章 勉強よりも先に教えるべきこと)

です。

実感として思うけれども、それをやろうとして子どもに時間と体力とお金をかけて愛情を注ぎ続けるのは半端な努力ではできません。
生意気になってくれば「このやろう」と思うこともあるけれど、やっぱり100%の愛情をかけてきてよかった思ったし、これからも頑張ろうと改めて思い直しました。この本を読んで自分の子供の将来がますます楽しみになりました。

ぱっと読んで売っちゃおうと思っていたのに、そんなひどいことはできそうにありません。