勝てる子供の脳

簡単に言ってしまうと、ロボットのように言うことを聞き、暗記をするだけの子供は将来伸び悩む。受験だけでなく、その後の人生で勝つためには様々なことに好奇心を持ち、コミュニケーションをとりながら考えていける子供。そんな子供に育てるために親がすべきことは何かということがコンパクトに説明されている。
無理やり医学的な知識を織り込むために「脳科学」的な表現がでてくるのが気にかかるが、そんな小難しい説明は無視すればさらっと読める。なんとなくタイトルに最近流行の「脳」を入れてしまったために無理をして脳科学っぽい方向に持っていこうとしているような気がするくらい、本筋と関係なく不自然。
それを差し引いても内容は納得。プレゼンテーション勉強法はなんとなく会話でやっていることを、正式な発表とすることで子供にもっときちんと考えさせることになりいいかも。高学年になったら使えそう。
テレビやゲームも「親と一緒にやる」ことで肯定している。親も一緒にやれば会話になり、考えなくだらだらゲームすることができなくなるから急に考え、発表するトレーニングに早代わりということ。ごもっともですね。
もっと積極的に考えをまとめて発表させることを取り入れていこうと思いました。