千円札は拾うな
- 作者: 安田佳生
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2006/01/20
- メディア: 単行本
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社内での使われ方とまったく違う内容だったのでビックリ。
成功するために大事なことにフォーカスしていれば「目の前の」千円札は拾わないでしょう。その成功のための戦略を考えましょうということだった。書名だけを自分の都合の良いようにその言葉通りに使っている人を信じきっていた自分にあきれた。落ち込む。
印象的だった文章
「常識」から外れたものはすべて「非常識」だと思いがちだが、現実はそうではない。常識と非常識の周りには、どちらにも属さない「常識外」という未知の可能性が満ちあふれている。
飛行機を発明したライト兄弟も、相対性理論を発見したアインシュタインも、この「常識外」のことを考え、実行してみせた人たちだ。世紀の大発明や大発見はすべて、この「常識外」から生まれたと言っても過言ではない。
常識という枠を捨てたとき、人はその未知の領域に到達し、それまでにないやり方やアイデアが活用できるようになるのだ。
この常識と考えられていることを疑って、考え直すという話。どこかで同じような話を読んだと思った。それはd:id:rootbarrier:20080321の「頭のいい人が儲からない理由」だ。成功戦略を考える上では「常識」の思い込みを外し、ゼロから考え直すというのがポイントのようだ。